コーヒー器具

微粉を除去できる【パウダーコントロール】とは

コーヒー器具

微粉と言う言葉をご存知だろうか?コーヒー豆をミルを使用した際に粉のサイズが設定したにも関わらずバラツキが出る。このバラツキがコーヒーの味わいを変えてしまう事がある。今回の記事ではこの微粉を取り除くコーヒー粉の【パウダーコントロール】について解説していく。

「お店で飲むようなクリーンなドリップコーヒーを飲みたいけれど、家ではどうしてできないんだろう…。コーヒーで良く聞く雑味って何?パウダーコントロールってそもそも必要?ああーわからない珈琲沼恐るべしー!助けてくれー‼︎」

こんにちはAOIです。

年間1000杯以上はコーヒーを飲む珈琲ジャンキーの私が上記の疑問について解説します。

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この記事で分かる事
  • 微粉を取り除きメッシュ(粒度)を均一にする事ができる。
  • クリーンでスッキリした味わいのコーヒーを淹れる事ができる。
  • コーヒーの雑味やエグミについて理解できる。
  • サザコーヒー、珈琲考具のパウダーコントロールについて

結論から言うと、あっても良いし無くても良い

クリアな味わいを求める方、スペシャルティコーヒーを代表とする酸味を味わいたい方にお勧め。

それでは、早速みてみよう。

クリーンでスッキリした味わいを出せる【パウダーコントロール】とは

原理は茶こしと一緒。

缶の中にフルイが入っていて、そこに挽いたコーヒー豆を入れ「シャカシャカ!」

珈琲粉が網目によって缶の中に出されて、フルイに残った粉のサイズが均等になるという訳。

このフルイの網目サイズがドリップコーヒーに適した中挽きに合わせたものになっている。

因みにサザコーヒーの物に関しては3種類もフルイのサイズがあって、

味わいの変化を楽しむ事ができる。

「…って事は茶こしで良いってこと?

茶こしでも良いと思う部分とダメな部分があると私は思う。

茶こしでも良い部分→網目がある程度細かいので微粉はとれる。…と思う

茶こしで駄目な部分→微粉が飛び散るので片付けが…。余分な皿なども必要

それに比べると容器に入れて振うので簡単楽チン♪何しろちょっとカッコいい。※コレ重要‼︎

微粉が及ぼすコーヒーの雑味について

微粉はコーヒー豆をミルで挽く際に出る細かな珈琲の粉の事。

この粉が多いと抽出する際に珈琲エキスをたくさん吸う部分と吸わない部分が出てくる。

コーヒー液の情報量が出過ぎたり、ペーパーの中で目詰まりする原因にもなる。

通常ハンドドリップではコーヒー豆の粒度を中細挽き、中挽き、中荒挽きで設定する。

これは、器具の特性上の問題もあるが、粉が細かすぎると苦味、エグミ、渋みなどのマイナスの味わい(コーヒー豆の情報量)が出過ぎ、荒すぎるとボンヤリとした薄い味わいになるからだ。

微粉とはいわゆる細引きより細かい極細挽きみたいな物。

これをドリップで入れるとひたすら濃い味わい、舌に痛い味わいになってしまう。

コーヒーの成分が強すぎる味わい。これが俗に言う雑味の正体。

パウダーコントロールは焙煎度別に使用する

コーヒーはその豆に合わせた味わいを出すために大まかに「浅煎り」、「中煎り」、「深煎り」とコーヒー豆の焼き加減が変わる。

浅煎りの豆はフレーバーや綺麗な酸を感じるコーヒーが多く、中入りはバランスのよい味わい。深煎りはコクを重視する味わいとなる。

コーヒー豆は加熱する事で味わいが出てくる。その点、浅煎りの豆は特性上そもそもあまり加熱していないので苦味などの味わいが少ない。

先ほども言ったが、微粉はコーヒー豆の情報量=苦み、エグミ、渋みを多くする役割もある

クリアさや香り、酸味を楽しむ浅煎りコーヒーでは微粉を除去する事により味わいがクリーンになる。

中煎り豆ではどうだろうか?こちらはありでもなしでもなく、どちらもあり!

深煎り豆は逆に味わいが足りなく感じる。苦味、コクを重視する深煎り豆は微粉をとると物足りなくなる。

これは個人の感想ではあるけれど、是非試してもらいたい。

「サザコーヒー コントロールストッカー」と「珈琲考具 パウダーコントロール」

茨城県の有名な「サザコーヒー」が販売しているコントロールストッカーはさすがパナマのゲイシャを扱っているだけにスペシャルティコーヒーを代表とする浅煎りや中煎りの豆をムラのないクリーンで爽やかな味わいにするためパウダーコントロールを使用している。

サザコーヒーに関しては下記のホームページを参照してもらいたい。

>>【サザコーヒー】公式ホームページはこちら

珈琲考具はキッチン用品に特化している燕三条の下村企販という企業の独自の珈琲ブランドだ。

>>【珈琲考具】公式ショップページはこちら

サザコーヒーと珈琲考具のパウダーコントロールの違い

サザコーヒーの特徴

サザコーヒーは3種のメッシュがあって、それぞれ「アロマメッシュ」、「バランスメッシュ」、「フルーティーメッシュ」と味わいを変化させる事ができ面白い。

要するに目の荒さが、フルーティー→バランス→アロマの順になっていて

網目が大きいと微粉が多くなり、キレや香りがよくなる。網目が小さいと微粉が少なめになりコクが強くなる。

この特徴を利用して、浅煎り豆、深煎り豆へのアプローチが好みに合わせて作る事ができるのが特徴。

珈琲考具の特徴

単純にシンプルで小さいので家で飲む分には申し分ないサイズ。

強いて言うなら、サイズが小さいのでコーヒーの粉をスプーンを使用する場合は入れずらい。

珈琲ショップで使用するなら大きいサイズのものが出ているのでそちらを推奨したい。

メッシュのサイズはサザコーヒーのバランスメッシュと同程度になっている。

まとめ

今回は、パウダーコントロールについて説明したが、どうだっただろうか?

少しでもコーヒーへの理解が深まったら嬉しい。

では、また。

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